RaySheet アップデート(2020年10月) ―条件付き書式の強化など―

10月7日にRaySheetをアップデートしました。
今回は条件付き書式の強化やビューの表示速度改善のための設定など、使いやすさが向上するアップデートが盛りだくさんです。本記事では、アップデートした機能についてご紹介します。

アップデートの全容はこちらでご確認ください。
https://gcsf.zendesk.com/hc/ja/articles/360055783054

条件付き書式設定の強化

条件を数式で追加できるように

RaySheetの条件付き書式は、セルの値が特定の条件を満たすと文字やセルの背景色を変更するものです。今回のアップデートでは、数式で条件を指定できるようになりました。

数式で条件を指定

また、書式ルールの設定範囲に「すべての列」を指定できるようになりました。

すべての列を範囲として書式を適用できる

【活用例】活動中商談を一目で見分ける

商談オブジェクトでフェーズが「商談成立」もしくは「ロスト」の場合に、行全体に色付けして一目で他のフェーズと見分けることができます。

商談オブジェクトで活動中商談を見分ける

こちらは、動画で設定方法をご紹介しています。

vimeo.com

書式スタイルにアイコンを追加

書式スタイルにアイコンを追加しました。

書式スタイルにアイコンを追加

データ領域の幅にあわせて列ヘッダの横幅サイズを変更できる

これまでは、列ヘッダの幅を横方向にのみ変更可能だったため、セルに値に合わせてヘッダの幅を設定すると見切れや余白が生じることがありました。

アップデート以前の列ヘッダ設定

今回のアップデートでは、折り返し、改行&縮小、縦レイアウト、縦書きなどにレイアウトを設定できるようになりました。

列ヘッダのレイアウトが設定できるように

設定方法

[基本デザイン設定]から各項目の設定を行います。

列ヘッダの設定方法

操作性改善

ショートカットキーを追加

2つのショートカットキーを追加しました。

ショートカットキー レコードの保存

リンクページを新しいタブで開く

列設定のデザイン改善

列設定のデザインを変更しました。一箇所にUIがまとめられたほか、ビューの共有状態も確認が可能です。

列設定のデザイン改善

ビューの初期表示速度の改善:最大取得レコード数の設定

これまでは登録されているレコード数が多い場合に、RaySheetの描画に時間を要するケースがありました。
本アップデートでは「最大取得レコード数」を指定できるようになり、描画に要するパフォーマンスを改善することができます。※絞り込み条件などにより速度の改善にはバラつきがあります。

表示速度に関する詳しい情報はこちらからご確認ください。

docs.raykit.grapecity.com

設定方法

ビューの初期表示設定方法

また、最大取得レコード数を1万件に制限した場合は次のように動作します。

レコードの表示

最大で1万件のレコードを表示することができます。RaySheetに設定されている絞り込みとソート条件で、1万件を超えるレコードが対象にある場合には、上位1万件が表示されます。
この場合、下図のように表示対象が最大取得レコード数を超えている旨が警告マークで確認できます。

レコードの表示動作

RaySheetPageがCommunityCloudでも利用可能に

RaySheetには、複数のビューを組み合わせてノーコードで画面カスタマイズができる「RaySheetPage」という機能があります。

blog-raykit.grapecity.com

これまでCommuity Cloudで同様のレイアウトを作成する為には、コーディングが必須でした。今後は、RaySheetPageを用いて、ノーコードで画面をカスタマイズできます。

CommunityCloudでRaySheetを使う

CommunityCloudでRaySheetを使う

詳しい設定方法はヘルプページでご確認ください。

docs.raykit.grapecity.com

RaySheetを使ってみよう

RaySheetがスグに使えるオンラインデモをお試しください!

raykit.grapecity.com

>AppExchangeアプリ「RayKit(レイキット)」

AppExchangeアプリ「RayKit(レイキット)」

RayKitはSalesforceの入力に関する操作性や機能を拡張する製品です。ブログではSalesforceの活用の幅を広げたい方やExcelライクにSalesforceをされたい方に役立つさまざまな情報をお届けします。

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