近年、製造業界では、業界全体で急速にDX化が求められているかと思います。
Salesforceを導入し、営業の活動記録や商談記録までは運用定着できたものの、生産計画などの数値予測立ては、Excelファイルやスプレッドシートの管理が残っている場合もあるのではないでしょうか。
今回のブログ記事では、製造業の生産計画においてExcel管理からSalesforce＋RaySheetへ移行するユースケースを紹介します。
生産計画における課題
大型機械を販売するメーカーの本社の生産部門で働く葡萄太郎さん。
生産計画のデータ管理の方法にお悩みを抱えています。
社内でSalesforceが導入され、営業の日々の活動記録、商談記録などは一元管理ができるようになりました。
しかし、生産計画においては、煩雑なExcelでの管理が残ったままになっています。
生産計画を立てる際、まずは売上予測を営業部門の各担当者がExcelファイルで予測を立てます。
連携された売上予測から、生産部門が前年や過去のデータが入ったExcelファイルを引っ張ってきて、生産計画に落とし込むというやり方を取ってきました。
ですが、この作業だと、過年度も含め大量のExcelファイルがあるので管理が煩雑になる、また、いちいち過去のExcelファイルをリサーチして、統合する必要がある、など作業に時間を要していました。
せっかくSalesforceを導入したのだから、Excelでの煩雑な管理をやめて、生産管理もSalesforceで実現したい…。
でも、社内の人間はExcelでの管理に慣れているし、どうにかならないものか…と葡萄太郎さんは頭を抱えています。
Salesforce＋RaySheetPivotを活用した生産管理
そんな葡萄太郎さんのお悩みを解決するのがSalesforce＋RaySheetPivotを活用した生産計画の管理方法です。
Salesforce＋RaySheePivotの活用で、煩雑なExcel管理の脱却、コア業務以外の事務作業に割く時間の削減を実現していきます。
（Salesforce上でExcelのピボットテーブルのようなクロス表を実現するRaySheetPivotについての概要はこちらの記事を。）
RaySheetPivotを活用すれば、画像のように一画面で、Salesforce上で生産計画と実績を把握することができます。
過年度のデータも一画面で把握することを可能にします。
このRaySheetの画面を活用すれば、Excelの煩雑なファイル管理から脱却ができます。
この画面はどのように作成するのか？
今回の生産計画RaySheetの画面は簡単な設定で作成ができます。
「生産計画オブジェクト」をRaySheetで表示します。
画像は1レコード1行で表示するRaySheetの「シートモード」を利用して表示している「生産管理オブジェクト」のデータとなります。
ポイントは、このシートの項目に「区分」という項目を設け、「計画」なのか、「実績」なのかを区別する項目をしっかり準備しておくことです！
こちらのシートモードを、基本設定でピボットモードに切り替えることで、「計画」と「実績」を比較するクロス集計表ができます。
ピボットモードに切り替えるとRaySheetPivotの設定画面になります。
行、列、値といった項目があるので、ここに対して生産管理に必要な項目を、ドロップ＆ペーストで追加していくことで画面が完成されます。
今回は、取引先別かつ商品別の生産計画と実績を年度ごとに比較している表です。
今回ご紹介した生産計画管理のように、RaySheetは、バラバラに管理していたExcelデータのファイルをSalesforce上に集約したいときの手助けにもなります。
データ整備としてのRaySheet活用法、ぜひお試しください。
RaySheetPivotの操作方法については、公式サイトの「活用サポートページ」にチュートリアルを用意していますので、ぜひ一度お試しください。
【RaySheetPivotチュートリアルの資料】
download.raykit.mescius.jp/material/raysheetpivot_tutorial.pdf
【RaySheetPivotチュートリアルの動画】
RaySheetPivotチュートリアル on Vimeo
