RaySheetには「ページサイズ」という機能があります。ページサイズでは1ページに表示するレコード数を指定することができます。指定した数以上のレコードは、2ページ目以降に表示されます。
RaySheetのいくつかの機能は、ページサイズで設定したレコード数に連動して動作します。
例えば、数式列は1ページに表示されているレコードの値だけが集計対象になります。
ページサイズを変更して集計対象が変更されると、計算結果が変わってしまう場合があります
このように、ページサイズを変更する際には連動して動作する機能があります。
この記事では、ページサイズを変更するときに、他の機能にはどのように動作するのかまとめました。ページサイズ関連でまとまった情報がほしい方はぜひご参照ください。
ページサイズの変更による影響を受ける機能
数式列
数式列が集計の対象とするのは、1ページに表示されているレコードになります。
別のページに表示されている値は数式の対象にはなりません。ページサイズを変更したことで集計対象が変更になり、計算結果が変わってしまう場合があるので、注意が必要です。
下図内の「合計」項目では、数式列を使い金額項目の合計を計算しています。(SUM関数で複数のレコードを対象に計算)
この時集計するのは、同じページに表示されている値のみです。
条件付き書式
条件付き書式は、画面表示しているレコードが設定の対象になります。
例えば、下の図では金額項目のうち、上位10件の背景色がピンク色になるよう設定しています。この「上位10件」という条件は、画面表示されているレコード内での順位になります。
ページサイズを設定することで対象レコード数が増減すると、上位として色付けされるレコードも異なるものになる可能性があります。
検索
RaySheetにはいくつか検索を行う方法がありますが、リボンのメニューに表示されている検索です。
この方法は、検索する文字列を現在のページのレコードから探す方法です。画面に表示していないレコードは検索の対象になりませんので、ページサイズを減らす際はご留意ください。
関連オブジェクト
関連オブジェクトには、ページサイズで設定したレコード数が表示されます。
まとめ
ここまで一つずつ解説しましたが、表にまとめましたのでご活用ください。
ページサイズと連動する機能
下記はページサイズと連動する機能です。ここまで記載した内容を表にまとめたものになります。
機能 | 詳細 |
---|---|
数式列 | 画面表示しているデータを集計 |
条件付き書式 | 画面表示しているデータに設定 |
検索 | 画面表示しているデータを検索 |
関連オブジェクト | ページサイズで指定した件数のレコードを表示 |
ページサイズと連動しない機能
下記はページサイズと連動しない機能です。ページサイズの変更があっても常にRaySheetで扱うすべてのレコードを対象に動作します。
機能 | 詳細 |
---|---|
集計行 | RaySheetで扱うすべてのレコードを集計 |
検索パネル | RaySheetで扱うすべてのデータを対象に検索 |
列フィルタ | RaySheetで扱うすべてのレコードを集計* |
※Salesforce準拠フィルター、RaySheetフィルターを使用する場合は、条件に当てはまるすべてのレコードが対象です
※数式列、ワーク列、ロングテキストエリア列では、1ページに表示されている値が絞り込みの対象になります