営業の嫌がる仕事の一つとして「営業支援システム(以下、SFA)への入力作業」があります。「SFAの入力作業が大きな負荷になって、営業本来の業務に集中できない」という現場からの声は、SFAを導入した企業のあるあるです。逆に言うと、SFAを導入し定着化させるポイントの一つとなっています。
SalesforceのChatterで営業活動を効率化
SFAをSalesforceとして考えた場合、Chatterの「フィード追跡」や「パブリッシャーのアクション」は営業の活動の記録の入力を自動化、効率化する機能の一つだと思います。
例えば商談オブジェクトに「フィード追跡」を有効化すれば、商談オブジェクトの項目をいつ、誰が更新したことがわかり、つまりは商談の変化を把握することにつながります。営業の入力作業がなく、自動で履歴が作られるということもポイントだと思います。
「パブリッシャーのアクション」を使えば、さまざまなアクションを各オブジェクトの詳細ページから入力することができます。例えば商談オブジェクトから、「活動の記録」を入力することができます。通常の「活動の記録」を入力するには「商談レコードの詳細画面」から「活動の記録の新規登録画面」に画面遷移することが必要ですが、この「パブリッシャーのアクション」を使えば、画面遷移することなく「商談レコードの詳細画面」から直接「活動の記録」を入力することができ、入力の効率化が図れます。
RaySheetで一括かんたん入力!
このようにChatterは非常に強力なツールですが、さらに弊社で提供している「RaySheet」と組み合わせることでより効率化が図れます。それは「一括で活動の記録を入力する」場合です。
例えば、以下のようなユースケースが考えられます。
- 営業部の定例ミーティングで商談の一覧を見ながら入力したい
- 部下の商談をチェックしながら入力したい
- 一週間分の活動を週末にまとめて入力したい
このような「複数の商談に入力が必要な場合」は、「パブリッシャーのアクション」をつかったとしても、1件1件の「商談レコードの詳細画面」を開く必要があります。
RaySheetはSalesforceのオブジェクトに対してExcel UIを提供する製品です。Excelライクなフィルタや書式を設定し、各オブジェクトに対して見やすい一覧を作成することができます。さらにRaySheetで作った一覧はChatterと連携することができ、「フィード追跡」や「パブリッシャーのアクション」を一覧上で使用することができます。
まとめ
Salesforceは入力を自動化、効率化するさまざまな機能が提供されていますが、RaySheet(Excelライクな一覧)と組み合わせることで、Salesforceの定着化、さらには作業効率が向上し営業本来の業務に集中することができます。
今回は「商談」を例にしましたが、ほかにもさまざまなオブジェクト・ユースケースに応用できます。
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