RaySheetによるSalesforceの入力効率化を検証する記事、Part2です。
RaySheetを利用することで入力効率がどれぐらい上がるのか?
今回も、私の実体験で、前職で実際に携わっていたSalesforce業務で検証しました。
ちなみに、第1弾の記事はこちらです!
Salesforceで行っていた業務とは?
前職はIT企業で、ソフトウェアサービスを提供している会社にいました。
私は営業だったので、商談管理も職務の内でした。
顧客管理にSalesforceを使用していて、商談の進捗管理も、Salesforceの商談オブジェクトのフェーズを更新することで管理していました。
Salesforceで進捗を更新すると、関係者全員がリアルタイムで状況を把握できるので、共有漏れもなくプロジェクト全体がスムーズに進んでいました。
ですが、1つの取引先に対して、多岐に渡る部署に見積を按分して提出していたので、見積枚数(=商談件数)がかなり膨らみ、1つの取引先で100件ほどありました!
(システム会社だとあるあるでしょうか?)
見積確定後、稟議が承認された段階で、フェーズの更新をSalesforceでしていたのですが、毎回、更新作業に苦労していました。
その時もし、RaySheetがあればどれぐらい入力効率が上がっていたのでしょうか…。
今回はそんな私の体験談をもとに、RaySheetでの入力効率化を検証していきます。
RaySheetPage(レイシートページ)のおさらい
今回は、Salesforceの商談オブジェクトにRaySheetPageの画面を埋め込んで、検証をしていきます。RaySheetPageは、あらかじめ用意している画面レイアウトにRaySheetのビューを割り当てるだけで複数のオブジェクトを1つの画面にノーコードで表示できます。
Salesforceレコードページへの埋め込みもでき、様々なパターンでオブジェクトを表示することができます。
RaySheetPageでSalesforceの入力負荷がどれぐらい減るのか、いざ検証!
商談のフェーズを変更する想定で検証
今回、下記の業務想定で検証を進めていきます。
・取引先「アムラホールディングズ」の商談管理に更新をかける
・先方に100枚提出していた見積について、社内稟議完了の連絡が来たため、商談内容を以下の通りに変更する
フェーズ:「見積」⇒「稟議決議の完了」
・これを商談100件分(見積100件分)実行する
Salesforceで入力する場合
Salesforceで入力した場合の工程は次の通りになります。
【1】取引先リストから更新対象の「アムラホールディングズ」を抽出する
【2】更新対象の商談のレコード画面に遷移し、フェーズに更新をかける
【3】レコード保存後は、取引先リストに戻り、【1】【2】の工程を繰り返す
上記を100件分更新したところ、所要時間は31分29秒!
取引先は一つでも、商談数は100件あるため、100ページ分を開いて閉じて…と繰り返します。
RaySheetPageで入力した場合
続いてはRaySheetPageです。
【1】取引先リストから「アムラホールディングス」レコード画面に遷移する
【2】詳細画面に埋め込まれたRaySheetPageの商談一覧のフェーズに更新をかける
【3】1商談に更新をかけたら、残りはコピー&ペーストでまとめて更新をかける
上記工程100件分の所要時間は2分06秒!
検証結果!RaySheetの入力作業削減効果はなんと…
Salesforceで商談のフェーズの更新100件分 ⇒ 所要時間: 25分30秒
Salesforce+RaySheetPageで商談のフェーズの更新100件分 ⇒ 所要時間:2分26秒
RaySheetで作業を行うと入力工数が、約23分短縮され、作業時間が約12分の1になりました!
1人約23分の入力工数の負荷を軽減できるとなると、営業担当者100人がこの作業を行った場合…Salesforce単体だと、作業にかかる時間は、約41時間
Salesforce+RaySheetPageだと、約3時間20分
約37時間、工数削減ができます!
営業活動でRaySheetを活用してくださっている事例のご紹介
RaySheetは営業業務と相性バツグンです。
今回の作業以外にも、見積や予実管理、日報など、日々の業務で活用できるシーンがたくさんあます。株式会社FRONTEO様も、営業で活用してくださっている導入事例です。
ぜひご一読ください。