今回のRayKit活用ブログでは、主従関係にあるオブジェクトで実現できるシンプルな予実管理をご紹介します。「積み上げ集計」で予実管理を実現するものになります。
RaySheetを併せて活用することで予実データを一画面で管理できるので、ぜひチェックしてください!
Salesforceで積み上げ集計を使った予実管理
今回はカスタムオブジェクトで作成した予算・実績オブジェクトを例にご紹介します。
実績額の合計を予算オブジェクトに積み上げ集計する構成です。
また、積み上げ集計を設定しているので2つのオブジェクトは主従関係になります。
積み上げ集計とは
実際の画面がこちらです。
・予算オブジェクトには2020年度分の広告費予算を登録
・実績オブジェクトには各月の実績額を登録
毎月の実績額を予算に積み上げ集計し、実績合計が把握できるようになっています。
予算オブジェクトでは、積み上げ集計された実績合計を元に「残予算」や「予算消化率」を計算。Salesforceの数式型列を使って自動計算しています。
積み上げ集計を使えばシンプルに予実管理を行うことができますね。
RaySheetで予実管理ビューを作成しよう
RaySheetには「関連シート」という機能があります。この機能では、主従関係や参照関係にある親子のオブジェクトを同じ画面内に表示することができます。
今回の予実管理で関連シートを用いると、実績の明細を見ながら予算の消化状況を確認できるようになります。
各オブジェクトを行き来せずに操作できるので、使い勝手もグンとアップします。
実際の操作が試せるオンラインデモはこちらから。
【ポイント】集計行で予算合計や残予算をカンタン集計
集計行は表示中のレコードの合計値や平均値を集計します。
たとえば、今年度のレコードに絞り込んで「予算金額の合計」と「実績金額の合計」、「残予算の合計」を一覧上に表示すれば、いつでも今年度の状況が確認できちゃいます。
【ポイント】条件付き書式で予算の消化具合を可視化
予算消化率が見た目でスグに分かるよう、データバーを設定しています。
参照関係でも積み上げ集計で予実管理がしたい
ここまで積み上げ集計による予実管理についてお話してきましたが、積み上げ集計はオブジェクト間のリレーションが主従関係である場合にのみ使用できる機能です。
「参照関係でも積み上げ集計して予実が実現したい」なんてことを思う方もいるんじゃないでしょうか?
フローやプロセスビルダーを使えば実現できますが、ちょっぴり難しそう‥というのが本音。
RaySheetの「数式保存機能」を使えば参照関係でも積み上げ集計を行うことができます。詳しくはこちらの記事でご覧ください。
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